Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

2021-01-01から1年間の記事一覧

その後の経緯→またもや再発、入院へ

その後の経緯 2021年4月に入院して、比較的新しい薬「ベスポンサ」を使いました。 CD22というマーカーがある腫瘍細胞だけをターゲットにすることのできる薬で、とても切れ味が良いと言われています。これをわずか2サイクル実施した結果、退院時の骨髄検査で…

血液学的寛解~退院

一旦退院 ベスポンサの2回目の投与が終わってから10日間経って、骨髄穿刺による骨髄検査を行いました。この記事の執筆時点ではまだ分子学的な結果はまだ出ていないのですが、血液学的な寛解*1には到達しました。この状態でも、前身にはまだ億単位の白血病細…

ベスポンサ投与とその後の経緯

前回の経緯でベスポンサを治療薬に選択し、5月の連休中に最初の一回目を投与しました。その投与の様子とその後の経過を書いていきたいと思います。 ベスポンサの投与 ベスポンサはCVからの点滴で投与します。前投薬(抗アレルギー薬など)を30分かけて点滴し…

再発・難治性急性リンパ性白血病の治療方針

このブログのタイトル通り、私の病気はフィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)でした。 2016年12月に発症・入院し、ステロイド、チロシンキナーゼ阻害薬*1、抗がん剤による寛解導入、さらに放射線治療などの前処理を経て、2017年5月に臍帯血…

入院中の生活環境整備

2021年4月29日入院3日目 今日は祝日。検査はお休みで、初日に始まった投薬を継続。 白血病の入院生活は長丁場なので、ネットの環境を整備。 まずは配線から。ベットの頭の壁には医療用っぽい赤いコンセントが4つ、普通に使って良さそうなコンセントが4つ。赤…

2021年4月27日(再々)入院初日〜検査・治療開始

2021年4月27日入院初日 ということで、この日の朝から入院。簡単な検査から始める。 血液検査 尿検査・便検査 胸部X線検査 頭部CT検査 心電図 投薬は、 プレドニン(副腎皮質ステロイド)5mg/1錠を一日22錠と大量服用(朝夕に分けて飲む)。 ゾビラックス フェ…

骨髄検査のディスクリパンシ→白血病ついに再々発・再々入院へ

2021年2月26日骨髄検査 5ヶ月に1回程度定常的に受けてきた骨髄穿刺に よる骨髄検査を実施した。その結果、2つの検査方法で結果が分かれた。タイトルの「ディスクリパンシ」っていうのは検査結果を告げる医者が使った言葉で、要するに「違いがある」というこ…