Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

2021年4月27日(再々)入院初日〜検査・治療開始

2021年4月27日入院初日

ということで、この日の朝から入院。簡単な検査から始める。

  • 血液検査
  • 尿検査・便検査
  • 胸部X線検査
  • 頭部CT検査
  • 心電図

投薬は、

  • プレドニン(副腎皮質ステロイド)5mg/1錠を一日22錠と大量服用(朝夕に分けて飲む)。
  • ゾビラックス
  • フェブリク
  • ニューロタン
  • ランプラゾール
  • ジフルカン
  • 腕の静脈から電解液(尿をたくさん出すためかな)

と以前使っていた薬を服用開始。

まずはステロイドをたくさん飲んで、白血球の良い細胞も悪い細胞もとにかく数を減らす。これに伴って免疫が下がり感染症のリスクが上がるので、ウィルスや細菌の対策を行う。

新型コロナの影響で、普通は面会者は病棟に入れないが、今日は初日なので妻を病棟に呼んで、担当医から治療方針の詳細な説明を受ける。この内容については、まだ決まっていないことも多いし、まだ理解ができていないこともあるので、今後のエントリーでだんだん書いていきたいと考えている。

朝の血液検査の結果、芽球の数が41.5%とさらに増えている。病気の勢いが増しているようだ。薬を飲む前の数値だけどね。

 

2021年4月28日入院2日目
  • 血液検査
  • 尿検査・便検査
  • 咽頭検査
  • 頭部MRI
  • 心臓エコー検査

投薬は、初日のものに加えて、

を行なった。これは以前も定期的に受けていたもので、エイズの症状で有名になったカリニ肺炎を予防するための処置だ。白血病でカリニ肺炎になると予後が悪いらしい。この処置は月に1回くらい。血液検査の結果、芽球の数はさらに増えて48.5%。薬の効き目はまだのようだ。

そのほかの体調としては、唇が乾くのでプロベトという軟膏を出してもらった。また、病院で座っている時間が長いからなのか、ステロイドで免疫が下がってなのかわからないが、お尻(肛門)に違和感を感じる。とりあえずはアズノール軟膏という炎症どめをもらって試してみる。

あ、それから初日から初めて2日間連続で蓄尿を行なった。出した尿を全てカップで受けて、蓄尿容器にためていく。腎臓の能力を正確に計算するためだと思う。前回の治療の中で使った抗がん剤の副作用で、私の腎臓は大きくダメージを受けていて、今回の治療も腎臓が壊れてしまわないようにしないと生き延びられないので、治療の選択肢の幅が限られてくる。私のクレアチニンの数値は1.5〜1.7mg/dl前後が長期間続いていて、腎臓は一度痛むと改善の見込みはない。正常値は1.2mg/dl以下。8mg/dlに達すると人工透析となるそうだ。