Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

全身放射線照射〜抗がん剤開始

全身放射線照射(TBI)

照射はあっけなく終わった。午前40分、午後40分くらいかな。放射線を浴びるとフラつくらしいので、医師に車椅子に乗せられてX線の照射装置のある部屋に連れていかれる。身体中に線量計をつけられるが、じっと寝ていれば良い。今回は体の部位によって放射線を調整するための遮蔽物を置かないので、多少動いても良いらしい。行ったこと無いけど日焼けサロンと変わらない。

終わった直後の感想も、どうってことなかった。照射直前と間の朝食・昼食は半量にしろと言う指示だったので、そうしたが、夕食は全部食べることができた(これが失敗だった)。

 

しかし翌日になって、調子がとても悪くなった。

 

腹が張って水も飲めない。要は胃腸全体がストライキを起こしたかのように、全く動いていない。昨日食べたものが全て胃に残っているように感じられる。当然便秘だ。それから今日現在まで3日間、全く何も食べられなくなった。後は軽い頭痛がするだけなのだが、全身がとてもだるい。トイレに立つ気もしない。

抗がん剤フルダラ開始

TBIから2日あけて抗がん剤フルダラが始まった。投与は前投薬と合わせて60分で完了する。すでに最悪のコンディションなので、事前に聞いていた吐き気などの副作用は何も感じられない。この3日間、ひたすらじっと寝てやり過ごすことになった。

 

翌日(TBIから4日目、抗がん剤投与開始から2日目)になって、どうやら少しお腹が動き始めた。プルゼニドラキソベロン・酸化マグネシウムなどの下剤を色々使ったせいもあって、お腹が鳴って、溜まっていた便が出始めた。便が出れば腹の張りは治ると思ったのだが、すぐには改善しない。でもだんだん楽になってきた気がする。とは言っても普通の食事は食べる気がしない。病院食で食べられるのは、ゼリーとかフルーツ缶とかだけだ。

 

明日からは次の抗がん剤アルケランが始まる。これは副作用として粘膜障害が出るらしく、面倒臭そうだ。