Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

2017-02-01から1ヶ月間の記事一覧

腸内常在菌の変化と院内感染予防

2017年2月27日(月曜日) 毎週月曜日は検査の日.咽頭検査,尿検査,便検査を行っている. 今回の便の検査の結果から,どうやら ステロイド,抗がん剤の作用で,好中球数が下がり免疫が下がる→ 免疫を支えるために抗生剤を使用する→ 腸内の菌の分布が変化す…

便秘対策(下剤の種類)

ステロイド(プレドニン)と抗がん剤(オンコビン)の副作用と思われるが,便通が悪い. これまで酸化マグネシウムとプルゼニドという2種類の下剤を使用してきた. 酸化マグネシウムは塩類下剤と呼ばれる種類で,浸透圧が高いマグネシウムが便に混ざることで…

坊主

始まった脱毛の続きの話. 頭髪は引っ張れば面白いように抜けていく.しかし手で触りやすいところはよく抜けるが,そうでないところは勝手には抜けないので,斑らになってかなり見っともない.いつか毛の掃除に必要だと思って家から持ってきたガムテープで頭…

確定申告

病院に投獄?幽閉?隔離?されていても,税金の季節はやってくる. 私はサラリーマンなので普通は面倒な確定申告は不要である.勤務先が源泉徴収し,年末調整してくれる.しかし,私はたまたま複数の勤務先から給料をもらっていることと,そのうち1箇所から…

抗がん剤投与延期

昨日(2017年2月19日月曜日)早朝の発熱のため,明日予定されていた抗がん剤投与を見送ることになった. 発熱への対処として,抗生剤の他に「ノイトロジン」という白血球を増産させる薬を点滴している. これに対して,抗がん剤「オンコビン」は当然白血病細胞…

脱毛開始!

2017年2月20日(月曜日) 昨日の発熱は治って,体調は回復. 昨夜トイレに行くと下の毛がごっそり抜けた.びっくりして,頭の毛を指で軽く挟んで引張て見ると,結構な量が抜ける.ついに脱毛が始まった. 薬剤師さんからもらっていた副作用の時期とぴったり一…

発熱

2017年2月19日(日曜日) 好中球数が100をきっている状況.明け方から寒気がして,朝6:45に検温したところ38.6℃.早速解熱剤(カロナール2錠)服用し,準備してあった抗生剤(マキシビーム)を点滴開始. 7:30には38.2℃,11:00には37.8℃,12:30になってようやく36.…

好中球数と予防的抗生剤投与

毎日採血して検査して入るが,いよいよ血球数が(順調に)下がって来て入るらしい. 現在白血球数が500.その約半分が好中球として200代.規定のプロトコルでは予防的にニューキノロン系抗生剤(クラビットなど)を点滴することが推奨されているレベルに達した.…

抗がん剤副作用のその後

2017年2月14日火曜日 「強化地固め療法」が始まって1週間. 副作用はピークを超えて,食欲は完全に回復.味覚・嗅覚が変わっていたのも,だんだん元に戻ったようだ.逆に,手先の痺れがわずかに現れた.これが重篤だと生活に支障が出るかもと心配していたが…

強化地固め療法の始まり

あー,気持ち悪い. 今週は入院して以来,最大・最悪・最長の週だった.いろんなことがあって,書くべきことがたくさんあるけれど,そういう時に限って書いている余裕が全くない. 今週2/7火曜日から,1ヶ月間,私の治療の第2フェーズである「強化地固め療法…

中央静脈カテーテル

血小板数が減っているので様子を見ていたが,このまま次の治療に入らないのも白血病がぶり返してしまう可能性があり,リスクが高いという.そこで週明けの2017年2月7日から治療の第2フェーズ「強化地固め療法」を開始することになった. その準備として,中…

ベナンバックス吸引

先日,ニューモシスチス肺炎 *1 を予防するための薬「バクタ配合錠」の副反応で発熱・発疹が起きてしまった.この薬の代替として,2017年2月1日に「ベナンバックス」という薬を吸引した. まずベナンバックスの吸引に先立って,「ベネトリン」*2という薬剤を…

血小板数の低下

2017年1月30日(月曜日) 入院通算50日目 一時帰宅から帰った翌日 2017年1月30日に血液検査してみたところ,肝臓に関する値(AST, ALT, ALP, LDH)は落ち着いた一方で,血小板数がかなり下がっている.これまでの数値を時系列で見てみると, 日付1/201/231/241/2…

一時帰宅

先週から少し忙しかったので,少しブログの間隔が空いてしまった. 先週の週末,2017年1月28日・29日は自宅に帰ることができた.2016年12月12日に入院して以来なので47日ぶりの我が家であった. 自宅には朝10:30ごろに到着.事前に考えておいた以下のことを…