Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘う労働者の記録

大腸内視鏡検査

毎年1回、職場で健康診断を受けている。ただし、タイミングの問題か検査項目の問題か追求していないが、私の白血病はこの検査では見つからなかった。

年によって検査項目に違いがあるが、健康診断の内容は大したことなくて、身長、体重、視力、血圧、血液検査、尿検査、心電図、胃カメラ。あとオプションで便潜血検査をやっても良い。忙しくてなかなかスケジュールが合わなかったが、今年は7月末に受診した。結果はオンラインで通知される。その結果を見に行ったのは9月だった。

検査の結果は、ヘモグロビンが低め、腎機能が低い、十二指腸に潰瘍痕ありと毎年お馴染みの所見に加えて、今年は便潜血が陽性となった。2回法の2回とも陽性なので、腸内で出血があるということで、つまり大腸ガンの可能性がある。

私の父は10年ほど前に大腸ガンを発症し、手術の末完治しているということもあるし、白血病の治療で放射線をたくさん浴びてるので、前から多少不安に思っていた。白血病の主治医に話してみたところ、同じ病院で大腸の内視鏡検査を実施しているとのこと。他の知らない病院に行くよりずっと簡単ということで、早速検査を予約した。この検査は初体験。

検査前日

なんの偶然か、普段滅多に集まらない家族全員が夕方に家に揃ってしまった。予定では妻が食事を作るはずだったのだが、せっかく揃ったから外に食べに行こうということになった。とんかつが食べたいという息子の意見を採用してしまい、何も考えずにご飯とキャベツのおかわり自由の、とんかつの店に行ってしまった。さらに、何も考えずにご飯とキャベツをお代わりしつつ、腹一杯食べてしまった。病院からの事前の説明の際、なんとなく 夜9時以降絶食という指示は覚えていたので、8時過ぎには食事を終えたのだが、何しろ食べ過ぎた。

帰宅して、明日の検査の説明書を読んでみると、前日の夕食は繊維質の少ないものを食すべし、揚げ物は避けるべし、などと細かい指示があった。キャベツや味噌汁のワカメは思いっきり繊維だし、とんかつは紛れもなく揚げ物だ。

今更どうすることもできない。検査前日に飲むことを指示されていた下剤(プルゼニド)と水を大量に飲んで就寝。

検査当日

朝早めに病院に向かう。いつもの血液検査、尿検査のあと、内視鏡の検査フロアに向かう。

まずはトイレの場所を教えられ、大きなソファーのある待合室に案内される。そして、2リットルのボトルに入った下剤を渡され、それを1時間半で飲めという。しかも最初の30分で半分ほど飲まねばならないのだと言う。

時間を確認して早速開始。途中、排便したらその時刻と便の様子を用紙に記録する。最終的に、透明で繊維質が出なくなったら、準備完了。最終チェックの際、トイレは流さずに看護師に便の現物を確認してもらい、本当に十分透明になったか判断してもらう。

まず、この下剤がまずい。水たくさん飲むことにはここ最近慣れているので、味のことは我慢して、ガブガブ飲む。しかし、いくら飲んでも便意はこない。昨晩食べ過ぎているので、お腹はパンパンなのだが、最初の1時間は全く便意がないまま過ぎてしまい、おかしいなと思っていたが、後半30分は5分おきにトイレに行って、ついには透明な水がお尻からじゃーじゃー出るようになった。指示通り、トイレからナースコールを押して看護師に確認してもらい、OKをもらう。

続いて、更衣室に案内され、検査着に着替える。上半身は前びらきの病衣。下半身は、お尻に穴の空いた紙おむつをはかされた。その格好で更衣室を出て廊下を歩いて検査室に入る途中、家族の検査に同行している若い女性がベンチに座っている。その前をこの格好で通るのが恥ずかしく、お尻を手で隠しつつすれ違った。これ立場が反対(私がベンチに座っていて、病衣を着た女性が目の前を通ったら)、さらに気まずかったであろう。

検査室に入って、点滴のルート確保。腸の動きを抑える薬の点滴を受け、数分待って検査が開始となった。

検査の開始にあたって、点滴から鎮静剤を入れてもらった。しかし意識ははっきりしていた。途中でどうしてもお腹の一部が痛いので、苦しい顔をしていたら、鎮静剤を追加してくれた。胃カメラほどではないが、なかなか不快な検査であった。

検査結果

検査中、自分のお腹の中を写すモニターを見続けるほどはっきり覚醒してはいなかった。家族の病歴や自分の治療歴から考えて、癌宣告を受ける覚悟をしていたのだが、なんと検査終了後に医師から、「盲腸まで見ましたが、ポリープも何もありませんでした。あと数年は大丈夫でしょう」とのこと。おお本当ですか。検査中にお腹に送り込まれた空気でお腹が張って、苦しいことを除けば、とてもハッピーだ、