Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

ビーリンサイト1サイクルを終えて

その後何事もなく28日間の投薬を終え、2週間の休薬期間に入りました。休薬期間は何もすることがないので、一旦退院します。2週間という期間は最低2週間投薬間隔を開けるということで、次のサイクルを数日遅く始めても構わないということなので、戻ってくるのは少しだけうしろ倒しにしようと考えています。

今後の予定ですが、2週間後の再入院の際に骨髄検査を行って、1サイクル目の効果を測定することは決まっています。担当医の当初の意図としては、3サイクルくらいは繰り返したいとのことでした。

 

さて、その後どうするか?ですが、根治を目指すなら再移植しかないそうです。しかし2回目の移植の成功率は低く、5年生存率で2~30%だとのことです。逆に言えば7~80%は5年以上生きられないということになります。それどころか、移植を目指して移植の前処置を始めても、移植にまでたどり着けないこともあるらしい。さらに私の場合、初回の移植で放射線を12グレイ浴びてしまっているので、追加で浴びることのできる量はせいぜい4グレイ程度なのだそう。あとは抗癌剤ですが、これも前回の移植の際に強い副作用が脳に出た薬があって使えないのと、腎機能が下がってしまっているため、腎臓を壊さないようにコントロールしなければならない、などなど、制約が大きいものとなっています。

そういった慎重にならなければならない状況ではあるのですが、移植が成功するための前提条件として「血液学的寛解に入っていること」というものがあって、そうでないとそもそも移植を目指すことができません。今回のビーリンサイトが効果を上げたタイミングがチャンスということになります。

ということで、次回の入院の際には、移植を目指すことができるのか色々検査をしていくことになります。多分。