Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘う労働者の記録

白内障手術日決定

白内障は日々進行している感じで、2019年10月末時点では、老眼鏡に加えてハンドルーぺを多用する日々である。スマホを使う時も、書類を読む時も、そしてついにはPCの画面を見るのも、これなしではできなくなった。

勿論、ハズキルーペも多用しているが、こちらは少し大きいので、持ち運びには向かない。倍率が(1.32, 1.6, 1.85から)選べるが、細かい作業をする様として、1.85倍を選んで使っている。座ってじっくり作業するときはこちらが良い。

もはやピントが合う合わないの話ではない。すごく大きく拡大しないと、ほとんど識別できないのだ。

来年2020年2月になるまで有名な先生の診察は受けられないし、手術はさらにその1年後かもしれないとも聞いていた。今のスピードで症状が進行すると、完全に見えなくなるのもそう先では無いと焦って、受診している眼科に電話して、状況を説明して改めて受診する予約をとった。しかし、取れた予約は1ヶ月後であった。

1ヶ月後

待ちに待った受診日に眼科を受診した。すでに仕事に支障が出ていて、このままではもうすぐ見えなくなると訴えると、ナルハヤで手術をしてくれると言う。ただし、執刀医は有名な先生ではなく、診察をしてくれている先生になるそうだ。初めからそうしておけば良かった。それでも6週間後が一番早い。片目ずつやるので、2回手術することになる。手術の翌日と1週間後には経過を見るために診察を受ける必要もある。

早速手術の予約をした上で、手術の準備のための検査をすることになった。血液検査や心電図、目の形を計測するなどの検査を受け、さらに手術の方法やレンズの種類について説明を受ける。

6週間後に受ける手術は「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」と言う。眼球表面に小さい切れ目を入れ(フェムトレーザという非常に短い時間照射するレーザを使うらしい)、そこからレンズ(水晶体)に管を入れ、超音波を使って濁ったレンズを細かく砕く。砕かれたレンズを吸い出した後に、人工の眼内レンズを入れるのだ。水晶体は周りの筋肉によって厚みが調節できるので、手元から遠くまでにピントが合う。これに対して人工の眼内レンズは筋肉と繋がらないので、ピント調節ができなくなる。

この人工レンズにはいろいろ種類があるらしい。詳しく説明してもらった。

  • 単焦点レンズ: 健康保険適用で安価。しかし、ピントが合うのは1つの距離だけとなる。遠くに合わせれば、近くや手元は見えないので、老眼鏡をかけることになる。逆に近めに合わせれば、遠くが見えなくなる。ピントの合う距離は40cm, 1m, 3m が選べるらしい。
  • 2焦点レンズ: 近く(30~50cm)と遠方(3m以上)の2つの距離にピントが合う。保険外診療になるが、任意で入っている医療保険に先進医療特約がついていれば、先進医療に関わる費用について、保険金が支払われる。ただし、厚生労働省が指定する先進医療実施医療機関での治療に限られる。欠点として、ハロー・グレアが一番強く出るらしい。
  • 3焦点レンズ: 遠方(5m以上)と中距離(60cm)と短距離(30cm)にピントが合う。健康保険適用外で、先進医療保険が使えるかもしれないのは2焦点レンズと同じ。3ヶ所でピントが合うがそれぞれのピントの合い具合が、単焦点・2焦点より少し甘くなるらしい。ハロー・グレアは2焦点レンズほど酷くはないらしい。
  • 累進焦点(焦点拡張)レンズ: 50cm~無限遠まで連続して焦点が合うらしい。どう言う原理なのか、よく理解していない。50cmと言うのは外人仕様らしく、ごく近い手元は見にくいので老眼鏡を軽く併用することになるが、ハロー・グレアは比較的少なく、明るい。これも先進医療の対象になるらしい。
  • このほか、先進医療の対象にもならない新しいレンズもあるみたい。

このページに具体的な商品ごとの特徴や見え方が書いてあるのを見つけた。夜間の見え方の写真はとても参考になる。値段も書いてある。単焦点レンズはとても安いが、多焦点レンズは片目で50~70万円とお高い。

私が入っている生命保険には、幸い先進医療特約がついていて、上記のレンズは対象になる様だ。目の見え方というとても大事なことを決めるわけだが、体験してみることもできず、いろいろ迷ったが、エイヤと焦点拡張レンズを選ぶことにした。理由は以下の通り。

  • 一番多く使うのは大きめの画面に細かい文字を表示したコンピュータなので、中距離 (4-50cm が重要)。
  • 本やスマホなど、ごく短距離は何なら補助的に老眼鏡をかけても良い。
  • 仕事柄、年に数回か海外出張に行くことがあり、そこでは夜間を含めて車を運転しなければならない。このためハロー・グレアが強すぎないものが良い。私の場合、若い頃にレーシックの手術を受けているので、ハロー・グレアが強くでやすいらしい。

来月2019年12月は、手術と術後の検診で毎週眼科に通うことになりそうだ。