入院90日.地固め療法後の検査いろいろ
2016年12月12日に突然入院してから,2017年3月11日でまるまる90日を迎えた.
強化地固め療法も終わって今週はその成果を確認するための検査の1週間.
- 胸部レントゲン
- 呼吸器(肺活量など)
- 心電図
- 外科(肛門)
- 腹部超音波
- ガリウムシンチ
- 頭部MRI
- 心臓超音波
- 骨塩定量
- 耳鼻科検診(他院受診)
- 歯科・口腔外科検診(他院受診)
- CT
- 眼科検診
- 骨髄穿刺(マルク)
- 腰椎穿刺(髄液検査・抗がん剤投与)
以上を一通りやりました.
今後の移植までの間で,口と肛門が問題を起こしやすいところなのだそうで,重点的に検査したのだそう.
肛門を見てもらったのは初めて.耳鼻科で胃カメラならぬ喉カメラで喉を見てもらったのも初めてだと思う.幸い,新たな問題は見つからず.
歯科・口腔外科では歯と歯茎を洗浄してもらった.1年ちょっと前に地元の歯医者で悪いところを直してもらっておいたのは良かった.もし悪い歯が残っていたら間違いなく抜かれていた.
今後の方針説明
2017年3月14日午後に,担当医から今後の治療法方針の説明を受ける.妻,娘と一緒に聞く.その要旨は以下の通り.
- もう1サイクル地固め療法を実施する.およそ3週間.
- そのまま移植前処理,造血幹細胞移植へと進む.
- ドナーは臍帯血バンクを使用する.すでにHLAが適合するものを確保している.弟の骨髄もHLAはマッチしている.骨髄と臍帯血の比較をした上で,臍帯血を選択したい.
- 骨髄(特に親族の骨髄)は定着が早い.臍帯血は定着に時間がかかる.定着までは免疫が下がるため,感染のリスクが高く,厳重な管理が必要.
- 臍帯血はすでに確保済みであり,移植はCVから点滴するだけで容易.骨髄はドナーに仕事を休んでもらうなどして長期間の時間を確保し,全身麻酔して骨盤等からある程度の量の骨髄を取らねばならず,患者(私)のコンディションの良い時に実施することが難しい.
- 骨髄の方が歴史があり事例が豊富.臍帯血は歴史が浅く全国的に言うと成功率がまだ高くない.(この病院では骨髄と同程度以上の成績を上げている)
- 臍帯血の方がHLAの適合が4/6でも実施可能.骨髄は5/6マッチする必要がある.
- 移植時期はちょうどゴールデンウィークごろの計算になるが,安全を考えてゴールデンウィーク後しばらくして(一旦止まった機器の動作が安定する頃)に実施したい.
- 移植後,70日から100日で退院するのが標準的.
ということで,5月の半ばに移植,その後3ヶ月くらいで退院できるといいなというのが目標とするプランである.