Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

腸内常在菌の変化と院内感染予防

2017年2月27日(月曜日)

毎週月曜日は検査の日.咽頭検査,尿検査,便検査を行っている.

今回の便の検査の結果から,どうやら

  • ステロイド抗がん剤の作用で,好中球数が下がり免疫が下がる→
  • 免疫を支えるために抗生剤を使用する→
  • 腸内の菌の分布が変化する→
  • 腸内で病原性を持つ菌が増えてきている

ということが起こっているらしい.

具体的な菌の名前は,医師から聞いたのだが,残念ながら私に認識できる(その場で覚えらる)名前ではなかった.

現時点では下痢にもなっておらず,問題が生じているわけではない.また,元々誰の腸にでも少量は存在しているものらしい.通常は,他の善玉菌が押さえ込んでくれている.

しかし,抗生剤を長期間使っていることで,腸内の環境が変化して,リスクとして表面化してきたということだそうだ.

この菌が他人に移ると「院内感染」ということになってしまう.それを防ぐために,トイレは常に清潔に保つ必要がある.当面は用を足した後は次亜塩素酸ナトリウム入りの洗剤で便座等を拭いて清潔に保つ.

今週からステロイドのテーパリング(漸減)が始まり,それによって免疫力が回復するので,抗生剤もやめていく方向にある.このまま問題ないと良いのだが.