Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

便秘対策(下剤の種類)

ステロイドプレドニン)と抗がん剤オンコビン)の副作用と思われるが,便通が悪い.

これまで酸化マグネシウムプルゼニドという2種類の下剤を使用してきた.

  • 酸化マグネシウムは塩類下剤と呼ばれる種類で,浸透圧が高いマグネシウムが便に混ざることで,水分を引き寄せて便を柔らかくすることにより通便を促す.
  • プルゼニドは大腸刺激性(アントラキノン系)の下剤で,大腸粘膜を刺激して腸のぜん動運動を引き出す.

これらでは不十分であると判断して,「ラキソベロン」という,やはり大腸刺激性(ジフェニルメタン系)の下剤を追加で処方してもらった.これは透明な液体で,水に数滴混ぜて服用する.なん滴入れるかで細かな調整が可能なのだが,初めて使うので加減がわからない.とりあえず10滴からスタートしてみる.

まとめると,便秘薬(下剤)には以下の種類がある.

  • 刺激性下剤: 腸粘膜を刺激して,腸の動きを促す.
  • 機械性下剤: 便に水分を呼び込んで排泄を促す.
    • 拡張性下剤
    • 塩類下剤: 酸化マグネシウムなど浸透圧の高い塩類を便に含ませ,水分を引き込む
    • 糖類下剤
    • 潤滑性下剤: 界面活性剤を使って便の表面張力を下げ,水分を引き込む

今回,このうち2種類(3剤)を併用していることになる.