Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

確定申告

病院に投獄?幽閉?隔離?されていても,税金の季節はやってくる.

私はサラリーマンなので普通は面倒な確定申告は不要である.勤務先が源泉徴収し,年末調整してくれる.しかし,私はたまたま複数の勤務先から給料をもらっていることと,そのうち1箇所からの給与が(一部)源泉徴収されていない,また海外の証券会社で株取引がある,と行った理由で,毎年必ず確定申告しなければならない.

上記の事情でここ数年間毎年やっていることではある.しかし1年に一回というのは,細かなやり方を忘れてしまうには十分な期間だ.ああメンドくさい.

しかし,昨年2016年は12月から入院したし,年の前半に歯の治療を行なったので,医療費控除がたっぷりある.そう言えば,悪名高き「ふるさと納税」もやったな.実にやりがいのある確定申告になるに違いない.

さて,去年を思い出しながら何をすべきか考える.先ずは国税庁の「確定申告書作成ページ」に行って,何はともあれ申告書の作成を開始する.

手元には以下の書類を準備.

  • 会社から送られてきた「源泉徴収票
  • 保険会社から送られてきた「控除証明書」
  • 医療費の領収書の束
  • 証券会社から送られてきた「特定口座年間取引報告書」
  • 源泉徴収されていない所得の明細
  • 控除請求する必要経費の領収書の束
  • ふるさと納税の証明書

税務署は近くにあって提出は簡単.e-TAXのメリットは感じられない(のでやってない).もっとも今年は自分で提出には行けないので,代理を立てないといけないが。

まずは医療費の領収書の束から,「いつ(何月何日)に」「誰のために」「誰に」「いくら払ったか」とそれが「保険で補填される金額」をエクセルに入れていき,医療控除の金額を決定.病院への交通費も忘れずにここに追加.

源泉徴収されていない所得に対しては,そこにかかった必要経費の詳細もエクセルに入れて,必要経費を計算.経費項目は「収支内訳書」に記入することを前提に,そこに定義されている科目「荷造運賃」「水道光熱費」「租税公課」「旅費交通費」「通信費」「広告宣伝費」「接待交際費」「損害保険料」「修繕費」「消耗品費」「福利厚生費」「雑費」などと分類する.福利厚生なんかに一円も使ってないけどね.科目は自分で新たに作っても良いようだ.

後は,国税庁の申告書作成ページに入力していくだけ.入力が無駄にならないように,時々データをセーブする.

半日で入力完了.後は入力結果を印刷して,税務署に持っていくだけだ.しかしきっと何か忘れているので,少し熟成させることにしよう(つまり,すぐには印刷・提出せずにしばらく手元に置いてく).

悩ましいのは,健康保険で付加給付というものが数ヶ月後に給付されること.これは医療費の中で「保険で補填される額」として申告すべき.しかしまだ出てないし,いくら出るのか自分では容易には計算できない.生命保険に付属している医療保険にも若干入っているが,まだ請求すらできていないし,請求したとしてそれがいくら出るかも簡単にはわからない.しかし確定申告は3月15日までには完了しなければならない.

さて,私はどうすればいいのだろう?ググってみる・・・

が,結局どうすればいいのか直接の答えは見つからない.

医療費の申告は5年間できるとあるが,付加給付や保険金が確定していないから,来年で良いだろうか?でも医療費以外の理由で確定申告はしなければならない.申告の際には医療費控除を書かねばならない.

色々悩んだが,結局,

によると,納付額が変わる場合 (私のケースでは,付加給付や保険金が出た時は控除が減るので,当然納税額が変わるであろう),後で修正申告すれば良いとある.税務調査の前の修正であれば,「過少申告加算税」はかからないし,もし調査が始まって,加算税がかかったとして,税額50万円まではその5%と言うことなので,著しい不利益が生じることはなさそうだ.

さあて,懸案の一つがこれで片付いた.