Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

抗がん剤副作用のその後

2017年2月14日火曜日

「強化地固め療法」が始まって1週間.

副作用はピークを超えて,食欲は完全に回復.味覚・嗅覚が変わっていたのも,だんだん元に戻ったようだ.逆に,手先の痺れがわずかに現れた.これが重篤だと生活に支障が出るかもと心配していたが,今の所の程度は軽い.

抗がん剤治療直後は下痢だったのだが,その後一気に便秘になってしまった.酸化マグネシウムプルゼニドを可能なだけ服用しているのにもかかわらず,お腹の動きが悪い.オンコビンという抗がん剤ステロイド(プレドニン)が便秘をもたらしているらしい.必要ならもっと強い便秘薬を使うことも考慮しなければいけない.

今後は,週に1回オンコビンを注射しながら,ステロイドとダサチニブを服用する.その効果が出るに従い,一旦は血球量が上がって,その後急速に落ちる.つまり免疫が非常に低下することになるので,日和見的な感染症に十分な注意が必要となる.

ダサチニブの最適容量

毎週火曜日の教授回診の際,教授が指摘したことに端を発したと思われる.

ダサチニブの服用量は初回の寛解導入で140mg/日, 今回の強化地固め療法で100mg/日と決まっている.さて,この量が私にとって本当にちょうど良いのであろうか?

服用後2時間程度で血中濃度が最大となると言われているが,ダサチニブの血中濃度を直接調べる検査法はない.そこで,血液検査して諸元を見ることで,適量なのかを推定したいとのことで,血液検査を行った.今まではなんとなくの140mg or 100mg/日を服用だったのか?

好中球の減少抑止

白血球の一種である好中球*1が急速に減少を始めている.2017年2月15日水曜日から,好中球の増産を促して,免疫の低下を抑えるために「ノイトロジン」*2の点滴を開始した.

24時間で250mlを点滴するために,点滴流量を一定に保つ電動ポンプを装着.