Ph+ALL日記

フィラデルフィア染色体陽性白血病と闘うIT労働者の記録

入院19日目

2016年12月30日(金曜日)

便秘傾向

今週の初めから少し便秘の傾向が続いている.お腹の動きが少ないということで,2日前に大腸刺激性の便秘薬(プルゼニド12mg 2錠)を1度服用し,お腹の動きは出てきた.しかしまだ十分ではないということで,新たに酸化マグネシウム錠(330mg/回)を処方してもらった.大腸内に水分を引き込む作用がある*1.後で述べるように,ダサチニブを邪魔しないように服用する.

ステロイド剤の副作用とダサチニブの効果

担当医からもうステロイド剤とダサチニブの副作用・相互作用について少し教えてもらった.

現在,ステロイド剤(プレドニン錠)を110mg/日大量服用している.合わせて胃酸を抑える胃薬タケブロンも飲んでいるのは,ステロイド剤の副作用により高い確率で胃潰瘍が起こるためで,どうしても胃酸は抑えておく必要がある.一方,ダサチニブ(スプリセル)は胃のpHが低い(酸性の)方がよく吸収される.

もう一つ,便秘傾向になっているのはステロイド剤の副作用で糖尿傾向が出ていて,それが大腸内の水分を吸い出している為かもしれない.便通を良くするためにマグネシウム剤を服用すると,これも制酸作用があり,ダサチニブの効果を阻害する.

今後,スプリセルの効果を十分引き出すためには,これらの微妙なバランスを取っていく必要がある.年明け1月6日ごろから,様子を見てステロイド剤の量を減らすかもしれない.

iPad holder

ベッドテーブルにこんなの*2を設置してみました.寝ながらHulu見放題.完璧.

病院からは今の所何も言われていない.見逃してください.

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